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少予算でスタート
質問詳細:
いろいろな書籍やインターネットで「ただからスタート」や「少額でIT化」のようなことを見かけることがありますが、本当にできるのでしょうか?
またそのときにデメリットなどないのでしょうか?
回答:
まずはじめに。「金額で決めるならやめましょう!」です。
この考えで少予算でのスタートを考えているなら、よい方法はありません。
なぜなら「目的が先」ではなくて、「お金が先」だからです。
もちろん、会社には会社の状況があり、少ない予算で進めたいというのはわかります。
ですから、少予算がいけないと言っているわけではないんです。
「お金が先」だからいけないんです。
まずは「目的、目標」を決めたうえで、それを実現する手段として「少額の方法」を捜す、であればいいんです。
ということで、少予算でスタートができるかどうかですが、「方法はあります」。
まず1つ、世の中には”オープンソース”というソフトウェアがあります。
多くの人が”フリーウェア”と同じと思っているようですが、正確にいえば違います。
フリーウェアは製作者が無料で提供するかわりに何の保証もありません。
オープンソースは製作者が”世の中で使ってほしい”という考えをもとに、ある条件を満たした場合に無料で利用できるソフトウェアで、製作者だけではなくユーザコミュニティがあり、そこで不具合などの解決をしてくれます。
オープンソースによるシステムの導入は通常開発する場合の初期費用の1/8から1/10程度と言われています。
決して0円ではスタートできません。
社員にまかせる場合でも社員の給料分は費用がかかっています。その際に購入する諸経費もあります。
業者にお願いした場合でも、ソフトウェア代は無料ですが、導入作業費やコンサル費用はかかります。
ただそれでも1/5~1/3程度でできます。
ただし課題もあります。
大きな不具合が発生しても必ず解決できるということではないということです。
あくまでもボランティアでいろいろな技術者が解決してくれているだけなので、必ず解決するという保証はないということです。
それからもうひとつ、ASP、要するにネットワークサービスを利用する方法です。
多くのサービスは社員1名あたり数百円から数万円という金額体系です。
初期費用もほとんどかからず、申し込めばすぐにでもスタート可能なものもあります。
最近では”クラウドコンピューティング”というキーワードでますますサービスが増加しています。
サービス自体、業者がしっかりと管理していますので、特にシステムに詳しくなくても利用できます。
ですから、「よし始めるぞ!」と思えば申し込むだけでもスタートできるわけです。
課題も当然あります。
まず、業者の多くはサービス提供しているだけですから、御社の会社の状況を把握して、使い方まで提案してくれるわけではありません。
ですから使い始めても「これでいいのか?」「思ったのと違う!」となる可能性も高いわけです。
それから、システム的な課題として「データ自体が業者側にある」ということです。
他のシステムとの連携などが難しくなります。(全てのサービスがこうだということではありません)
最後に、
お金をかけてシステムを作ることがIT導入だとは思わないでください。
多くの企業では「こんなこともアナログなんだ」という状況の場合が多いです。
このような場合の多くは「エクセルでもできる」ということがよくあります。
とにかく、少予算でスタートすることを第一優先にするのではなく、「自社の目的と規模にあった方法」を捜す過程には少予算でできる方法もみつかる、ということでよく検討してください。本当にいろいろな手段があります。
タグ: 予算
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最終更新: 2009-07-27 22:00
作成者: admin
改訂: 1.1